都の街の通りでは、還珠格格の一行がとてもにぎやかに行幸している。しかし、街頭の一角では紫薇と金鎖が、信じて見ているしか方法はないといった様子である。心の中では、「小燕子は本当に紫薇をうらぎらないだろうか?」と思っていた。時は数ヶ月前に遡る。身寄りのない夏紫薇は、召使いの金瑣をひきつれて、母親が彼女に残した証拠の品を持ち、北京にいる父を頼るつもりであった。けれども彼女の父親は今の清朝の皇帝、乾隆だったのだ。父に会いに行く途中、紫薇は偶然、女盗賊の小燕子に遭遇する。 紫薇は小燕子が官兵の追跡から逃れようとしているのを救い、2人はお互いに深い印象を持つ。ほどなく、紫薇は再び路上で、小燕子が芸を売って金銭を騙し取っているのに遭遇する。この時、ひったくりが紫薇の荷物を奪い去った。今回は、小燕子が紫薇を助ける。このようにして2人の娘は友達になり、この物語は展開していく。 |