嫉妬深い皇后は乾隆にとっては不満な存在であった。今回、乾隆は突然民間の娘を連れてきて、令妃のところで面倒をみさせている。皇后は心にわだかまりを抱き、強く小燕子を退けようとするのだった。しかし、乾隆の心は当時の夏雨荷との出来事に溺れていた。小燕子にさまざまな事を問いただしたところ、はっきりしない部分が多々あったが、乾隆は依然として小燕子が離ればなれになった娘であると信じていた。更に、小燕子も夏雨荷がこの世を去っていることを知っていたので、この機会に乾隆を慰めようと思い、長年離れていた親子のようにふるまった。やがて、乾隆は大臣紀曉風の意見のもと小燕子を養女にし“還珠格格”に封ずることにした。そして、天を祭る式典で人民に告げることを計画する。 紫薇は天を祭る式典の時に、小燕子が格格になったことを知り、驚きいぶかしく思った。小燕子が自分を裏切ったと直感し、気持ちを押さえきれなくなり大声で叫んだ。そして、官兵たちに殴りにかかったのだった。爾康はなにか訳があるのだと思い、紫薇を家に連れて帰り療養させた。紫薇が夏雨荷の事を詳しく話すので、爾康は小燕子に対して疑惑を持つのであった。 |