乾隆は皇后の話を聞いた後、表面上は気にしていなかったが、心の中ではいささか疑いを抱いていた。そしてついに、自ら漱芳斎に行き、追求することを決める。乾隆は、漱芳斎ではいいかげんで無礼な一幕をみるだろうと思っていたが、おもいがけなくとても和やかだった。紫薇はちょうど琴を弾き、歌を歌っていて、小燕子は彼女のそばにつきそって、乾隆をもてなす。乾隆は、紫薇が高尚な音楽に精通しているのを知り、感服する。話している中で、紫薇は不注意にも自分の父母のことを話してしまう。乾隆は、紫薇が自分の肉親だとは気づかなかったが、いいしれぬ思いを抱き、目をかけて可愛がった。紫薇は極めて感動する。この様にして乾隆は漱芳斎で空が明るくなるまで過ごし、小燕子らは真相が完全に明らかになる日を待ち望む。乾隆は小燕子をますます可愛がり、 皇后は小燕子と紫薇をさらに妬んだ。皇后は容[女麼]々を派遣して、2人の振る舞いを監視させた。しかし小燕子はそれに耐えられなくなり、永hの後押しをうけて容赦なく容[女麼]々をこらしめる。小燕子の血気はやる行為によって、皇后との関係は悪化し、紫薇は宮廷の生活について一層憂いを感じるのであった。 |