紫薇の怪我は、みんなの根気強い看病のもと、徐々に回復していった。小燕子は、紫薇の怪我が良くなったのを見て、持ち前のいたずら心を押さえきれない。小燕子は子供達と[毛建]子(遊びの名前。蹴鞠のようなもの)で遊んでいる時、有頂天になって、気功を使い屋根の上に飛び上がった。永hは、小燕子を心配しながら見ていたが、ちょうどその時、乾隆がやってきて、小燕子が屋根にいるのを見てどなりつけた。小燕子はその声に驚き、足を踏みはずしてしまう。幸いにも、永hが飛び上がり小燕子を受け止めたため、怪我はなかった。乾隆はこの光景を見て、小燕子と永hとの関係に疑いを抱く。
数日後、皇帝のもとに、北京に西蔵からの王が来る、との知らせが届き、一行は急遽北京へ戻ることとなった。長旅を終えて久しぶりの談笑をする漱芳齋の面々。一方皇帝は、令妃に紫薇を“引き取る”つもりがあることを打ち明けた。
令妃は動揺するものの、皇帝をかばって負傷した紫薇を思い、了承する。
そして、ときは西蔵の王を迎える頃となった・・・
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