小燕子と皇后との間のいざこざは乾隆がでてきたことでおさまった。しかし、皇后の小燕子に対する敵意は更に強いものとなった。小燕子は連夜手紙を書き、永hに託して紫薇に届けさせた。小燕子が人に託してもたらしたのは字でなく絵であった。みんなは小燕子の絵の意図がわからなかったが、紫薇は小燕子が大波の絵でもって伝えたかったことを表現し、みんなは紫薇の才知に感服した。とりわけ、爾康はそうであった。紫薇は絵の中から、小燕子が宮廷に入ってからとても辛い思いをしている事を知り、また、乾隆が自分の母親のことを忘れていないことも知った。そして考えたあげく、紫薇は親に認めてもらうことを諦める事を決心するのだった。ちょうど、紫薇が立ち去ろうとした時、爾康は紫薇を引き止め、紫薇に告白するのであった。 爾康の告白は紫薇を動揺させ、紫薇はとどまることを承知するのだった。乾隆は小燕子をしつけることにし、小燕子に阿哥たちと一緒に勉強するように命令した。幸いにも、永hと爾泰が手助けしてくれたので、小燕子は無事にこの難題を切り抜けるのであった。
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